今回は僕の母校筑駒について書いてみたいと思います。筑波大学附属駒場中・高等学校は中高一貫の男子校で、中学は一学年120人、高校は160人、一クラス40人となっています。筑駒の特徴はたくさんあります。男子校、校則がほぼない自由な校風、文化祭や音楽祭など行事への熱がすごい、田圃を所持しており稲作の授業がある、男子しかいない、文化祭のミスコンテストのクオリティが高い、などです。この辺りのことはニュースや雑誌などでも良く取り上げられていると思うので、今回は筑駒の授業についてをテーマにします。いかに筑駒で受けた教育がためになるものだったか、Yaleで授業を受けて初めて気がついたことも多いので、その辺りのことも書けたらと思います。
↓筑駒の正門。8:30一限開始だったので、8:31分くらいに通ることが多かったです。
2016年度の東大合格者は82名。理科三類は12名。理科三類以外の医学部への進学者は15名(全て現役のみの数値)。こう聞くと筑駒の授業は、大学入試のための勉強を中高一貫の特性を生かして先取りでするものだと言う気がしてきます。しかし実際は全く違います。逆に高三の最後まで受験に役立つことは全く扱ってくれなくて、困ってしまう授業ばかりでした。
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