早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。

3年生夏のまとめ

いくつか断片的な記事は書いてきましたが、この夏休み何をしていたのか総括したいと思います。3ヶ月以上ある夏休みの大半をタイで過ごしてきた訳ですが、そこには二つの目的がありました。一つはチェンマイにあるNGOでリサーチインターンをすること。もう一…

チェンマイのお寺

タイは仏教の国で、チェンマイにも至る所にお寺があります。基本構造は同じながらも、各お寺に特色があるので、その一部をご紹介したいと思います。タイのお寺には大きく分けて3つの見所があります。1つは、大きな仏像が置いてあり祈りのスペースがある建物…

技能実習制度とNGO

先週は、インターンをしているNGOの企画した日本でのスタディツアー及び会議参加のため東京に滞在していました。スタディツアーでは、ベトナム・カンボジア・ミャンマーでそれぞれ移民支援をしているNGOの代表者と一緒に、日本で技能実習制度や技能実習生の…

チェンマイの暮らし

タイに来てもう1ヶ月が経とうとしています。ということで、今回はチェンマイで僕の住んでいる地域付近の様子をご紹介したいと思います。↓チェンマイの地図 地図の左側にある正方形の地域がチェンマイ旧市街と呼ばれている場所で、1200年代の王朝が築いた塀が…

ぼくらが旅に出る理由 カンボジア技能実習生編

前回の記事で紹介したように、インターンシップの一環としてカンボジアにて、技能実習生として日本に行くことが決まった人たちに出国前の日本語トレーニングを提供している送り出し機関及び移民当事者にインタビューして来ました。インタビューの内容をその…

カンボジアの首都プノンペン

タイ、チェンマイのNGOでのインターンシップ、1週目はバンコクでの会議参加とカンボジアの首都プノンペンでのインタビューに同行することでした。東南アジアの移民問題に特化しているNGOなので、バンコクでの会議はミャンマー・カンボジアからタイへの農業移…

良い社会学の定理とは?

マルクス、デュルケーム、フーコーなど歴史的に有名な社会学者、また彼らが提唱した社会学の定理 (social theory)「社会主義」「分業論」「規律訓練型社会」等は今尚様々な分野、学者に影響を与えています。しかし、社会学者、社会学の定理は数え切れないほ…

3年生春学期授業振り返り

3年生の春学期が終わりました。今学期は4授業履修と、今までより少なめにした分、今までを振り返ったり自分の興味を分析したり、4年生の卒業論文に向けた研究のテーマを考えたりすることもできました。一方、課外活動にはあまり取り組みませんでしたし、卒業…

アメリカの大学、教授のダイバーシティ

前回の投稿から一ヶ月以上経ってしまいました。Yaleでは春学期も残り2週間ほど、それが終われば3ヶ月の夏休みとなります。そんな中、今話題となっていることの一つが、学部間の格差や教授のダイバーシティについての問題です。3月の終わり頃、僕の専攻、Ethn…

アメリカ警察のパトカーに乗りました

日本でも警官と話したことなどほぼなかったのですが、この度アメリカ警察に4時間程お世話になってきました。 とは言っても、犯罪を犯して捕まったわけではありません!!今学期履修している警察についての授業(Ethnography of Policing and Race)の一環とし…

社会学的には過去でもない、未来でもない、今を生きることなどできない説を検証

俺は過去でも未来でもなく、今を生きる。あなたは過去に囚われすぎている。大事なのは、今じゃない。漫画やアニメでそんなセリフを聞くこと、ありますよね。かっこいいシーンですが、よく考えてみると、過去にも未来にも縛られず、今を生きるってどう言うこ…

フェミニズムはアメリカの受け売り?

レズビアン、ゲイ、トランスジェンダー、ジェンダー、セクシュアリティ、セクハラ、、近年話題になっている性的マイノリティや女性の権利と言った議題には横文字ばかりが並びます。言いたいことはわかるが、それは西洋の受け売りだ、日本の伝統的文化を軽視…

3年生春学期の授業

1週間のスケジュールです。特に意識した訳ではないですが、今学期は全ての授業が部屋から1ブロック以内の教室で行われることになりました。1. ARBC 140 Intermediate Modern Standard Arabic II 毎日50分のアラビア語の授業です。先学期に引き続きという感…

2019年、始動

明けましておめでとうございます。3年生の後半が始まろうとしています。将来の夢を聞かれた時、僕は小学生の頃から常に「ウルトラマンになりたい」と答えてきました。半分冗談ですが、半分本気で思っていました。自分にも世界の平和を守るために何かできるこ…

3年生秋学期授業振り返り

大学生活も後半戦となった今学期に履修した各授業の振り返りをしたいと思います。今学期は再び言語のクラスが毎朝あったり、長いファイナルペーパーが期末になかったりと、昨年とは少し違った日々だったと思います。1. ARBC 130 Intermediate Modern Standar…

ビジネス成功の鍵は文化!?

以前の記事で大量生産・大量消費のスタイルを生み出したFordismについて書きました。資本主義において不可避なOver-accumulationにより廃れていったFordismですが、その後登場したPost-Fordismと括られる企業のあり方とはどのようなものなのでしょうか。圧倒…

眩き冒険者 ボストンキャリアフォーラム編

彼が日本に来るのは久しぶりだった。2年前言葉も文化も何もわからない状態で栃木に一年留学した彼の現在は奇跡に近い。5年生レベルの日本語を履修し、今日本の企業に応募しようとしているのだから。長かったような短かったような、そんなことを思いながら彼…

米大留学生の就活事情

今週末は、日本人留学生に知らない者はいないボスキャリです。230の日本企業及び日本支社を持つ他国企業がボストンの会議場に集まり、1万人を超える日本人留学生参加者の採用を行う、年一回の一大イベント、ボストンキャリアフォーラム。三日間で応募から内…

開発経済学の目指す世界

なぜ先進国と発展途上国の経済格差は縮まらないのか?なぜ1日$1以下で生活している人々がいる一方で億万長者も存在するのか?何をすれば格差は縮まるのか?貧困層をなくすにはどうすれば良いのか?誰でも一度は考える疑問ではないでしょうか。経済学の中でも…

「企業」とは

大学三年生になると、将来のこともだんだんと考えなければなりません。周りを見ると毎週末のようにコンサルや投資銀行のインタビューに赴く人も多くなってきました。そんな時ふと、人はなぜ働くのか?なぜ企業という組織に属し生きていくのか?この生き方は…

YaleのDiversityとは?

先日、Yale大学の新入生選考プロセスにおいてアジア系アメリカ人が不当に差別されているという嫌疑がかけられ、当局が調査を開始したという報道がありました。少し前にハーバード大学においても同様の問題が発覚し、具体的な選考プロセスの公開という結果に…

3年生秋学期の授業

今学期履修する授業が確定しました!1週間の予定はこんな感じです。 以下に簡単に各授業の内容を記したいと思います。 ARBC 130 Intermediate Modern Standard Arabic I アラビア語の二年目のクラスで、毎日50分あります。履修人数は15人ほどで、標準アラビ…

全米オープン女子決勝

全米オープン女子テニスが大坂なおみ選手の優勝を以って閉幕しました。中高とテニス部でテニス観戦が趣味な僕は、実は一回戦の模様を二日間に渡りニューヨークに見に行っていました。アメリカの大学に来た以上、いつかグランドスラムを見に行きたいと思って…

3年生になりました

Yale大学の新学期が始まりました。3年生ということで、大学生活も残り半分です。今は恒例のショッピングピリオドで、また色々な授業に行ってみています。振り返ると、この計5回の学期でショッピングした授業に一つも被りがありません。毎年2000個のコースが…

ヨルダンの街の様子

家を出て階段を降り、道をしばらくまっすぐ歩くとヨルダン大学の北門が見える。その門から入り、右にしばらく歩くと… ようやく家から教室までの行き方をアラビア語で言えるようになりました。これでUberではなくタクシーでも家までたどり着けます。というこ…

ヨルダンの観光スポット PART I

今週末はついにプログラムの一環でペトラ遺跡と死海に行きます。ヨルダンの観光スポットといえば、この二つが脚光を浴びることが多いですが、他にも見るべき場所、遺跡、施設は色々あります!と言うことで今回は首都アンマンの観光スポットを紹介したいと思…

ヨルダンの接客術と結婚式

先日はローカルルームメートの家に招いてもらいました。彼は26歳のパレスチナ系ヨルダン人で、NGOで働いています。バカアキャンプの近くにある家に着くと、まずは応接室に通されます。この部屋だけ建物とは別の入り口がついており、中にはソファと机があって…

パレスチナ難民キャンプ

参加しているプログラムの一環として、毎週ラングエージパートナーと会って話したりどこかに行ったりするというものがあります。僕のパートナーはヨルダン大学に通うパレスチナ系の大学生で、先週は彼女とパレスチナ難民キャンプに行って来ました。シリア難…

あなたは難民ですか?

ヨルダンの人口の7割はパレスチナ系。ヨルダンにいるシリア難民の数は約66万人。難民受け入れ人数世界第二位のヨルダン。難民に関連する問題はこの国では大変重要な話題です。他方、ヨルダンにいる難民は一括りに「難民」とは呼べない複雑な状況にもあります…

抑圧の象徴:ヒジャブ…???

中東、イスラム圏と聞いてよく想像するのがヒジャブ、両性の不平等、女性の抑圧といったイメージです。一方、そういった考えは西洋の価値観の押し付けに過ぎず、実際に中東に生きる女性はそうは思っていないという考えもよく聞きますね。実際のところ、どう…