早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。

Yale

YALEのヒミツ〜バーテンダーの授業編

イェールには、バーテンダーになるための授業というものがあり、誰でも無料で受けることができます。入学前、イェールの先輩のブログでその存在を知り、ずっと興味があったのですが、定員が限られておりすぐに満杯になってしまうため、今まで受けることがで…

4年生春学期の授業

Yale最終学期となりました。最後だから…ということで、「今まで取る機会がなかったけど取ってみたかった」という分野の授業が多めになっています。↓1週間のスケジュールはこんな感じです。 1. ARCH 341 Globalization Space 週二回のレクチャー、受講人数は…

Ethnicity, Race and Migration専攻

僕の専攻、Ethnicity, Race, and Migration(以下ER&M)ですが、何それ?と思う方も多いかなと思い、今更ですが専攻についてその内容、卒業に必要な単位について等紹介したいと思います。ER&Mはイェールで1999年に設立された学部生のための専攻で、今では毎年3…

4年生秋学期授業振り返り

最後の一年の前半が終わりました。今学期は久しぶりに筆記テストのある授業を受けると同時に、卒論も書き始め、12-15ページのファイナルペーパーも3枚あるラスト1週間でした。一年生の最初の頃は3ページのリーディングレスポンスに1週間かかっていたと思う…

伝統の一戦 Yale X Harvard

日本でいう早慶戦のように、アメリカにもライバル校による伝統の一戦というものがあります。イェールはハーバードが永遠のライバルです。そしてここはアメリカ、戦うのはアメリカンフットボールです。毎年11月にイェール、ハーバードの会場(大学がアメフト場…

Yale流自己分析の方法

大学卒業後の進路を考える上で、自己分析は大事だとよく言います。就活においても、自己分析をしましょうとよく本やネットに書いてありますね。その一方、具体的にどのように自己分析をすれば良いのかというのはなかなかよくわかりません。僕の場合、3年生の…

卒業論文の書き方

4年生ということで、専攻を修了するためには卒業論文を3月までに提出する必要があります。僕の専攻、Ethnicity, Race, and Migrationではいくつかオプションがあり、卒論を書かないオプションもあるのですが、僕は「一年かけて卒論を書く」という選択をしま…

国に属さない人々その名はゾミア

私たちは皆国に属しています。最近も芸能人の脱税が発覚して話題になっていますが、脱税が問題になるのはそれが国民としての義務だから、つまり我々が国に属しているからです。今の世界は国家の集合で成り立っています。日本、アメリカ、イギリスといった国…

奴隷制と資本主義

授業や就活で忙しく、前回の投稿からだいぶ経ってしまいました。今回は履修している「人種と資本主義」のセミナーで学んでいることをご紹介したいと思います。かなり哲学的で理解できていないところもありますが、少しずつ人種と資本主義がどう結びついてい…

4年生秋学期の授業

今学期履修する授業が決まりました!↓1週間のスケジュールはこんな感じです。週一回のセミナーが多いため、授業の占める割合は少なくなっています。 それでは一つ一つ見て行きましょう。 1. ANTH 300 Primate Behavior and Ecology 週二回のレクチャーです…

Off campusに住む

4年生の秋学期が始まりました!3年生はフレッシュでも無く、最後でも無く、中途半端な立ち位置で気持ちも揺らぎ気味でしたが、今年は最終学年ということ自体が少し自信に繋がっている気がします。これまでの3年間は大学の寮に住んでいましたが、今年は初めて…

良い社会学の定理とは?

マルクス、デュルケーム、フーコーなど歴史的に有名な社会学者、また彼らが提唱した社会学の定理 (social theory)「社会主義」「分業論」「規律訓練型社会」等は今尚様々な分野、学者に影響を与えています。しかし、社会学者、社会学の定理は数え切れないほ…

3年生春学期授業振り返り

3年生の春学期が終わりました。今学期は4授業履修と、今までより少なめにした分、今までを振り返ったり自分の興味を分析したり、4年生の卒業論文に向けた研究のテーマを考えたりすることもできました。一方、課外活動にはあまり取り組みませんでしたし、卒業…

アメリカの大学、教授のダイバーシティ

前回の投稿から一ヶ月以上経ってしまいました。Yaleでは春学期も残り2週間ほど、それが終われば3ヶ月の夏休みとなります。そんな中、今話題となっていることの一つが、学部間の格差や教授のダイバーシティについての問題です。3月の終わり頃、僕の専攻、Ethn…

アメリカ警察のパトカーに乗りました

日本でも警官と話したことなどほぼなかったのですが、この度アメリカ警察に4時間程お世話になってきました。 とは言っても、犯罪を犯して捕まったわけではありません!!今学期履修している警察についての授業(Ethnography of Policing and Race)の一環とし…

3年生春学期の授業

1週間のスケジュールです。特に意識した訳ではないですが、今学期は全ての授業が部屋から1ブロック以内の教室で行われることになりました。1. ARBC 140 Intermediate Modern Standard Arabic II 毎日50分のアラビア語の授業です。先学期に引き続きという感…

ビジネス成功の鍵は文化!?

以前の記事で大量生産・大量消費のスタイルを生み出したFordismについて書きました。資本主義において不可避なOver-accumulationにより廃れていったFordismですが、その後登場したPost-Fordismと括られる企業のあり方とはどのようなものなのでしょうか。圧倒…

開発経済学の目指す世界

なぜ先進国と発展途上国の経済格差は縮まらないのか?なぜ1日$1以下で生活している人々がいる一方で億万長者も存在するのか?何をすれば格差は縮まるのか?貧困層をなくすにはどうすれば良いのか?誰でも一度は考える疑問ではないでしょうか。経済学の中でも…

「企業」とは

大学三年生になると、将来のこともだんだんと考えなければなりません。周りを見ると毎週末のようにコンサルや投資銀行のインタビューに赴く人も多くなってきました。そんな時ふと、人はなぜ働くのか?なぜ企業という組織に属し生きていくのか?この生き方は…

YaleのDiversityとは?

先日、Yale大学の新入生選考プロセスにおいてアジア系アメリカ人が不当に差別されているという嫌疑がかけられ、当局が調査を開始したという報道がありました。少し前にハーバード大学においても同様の問題が発覚し、具体的な選考プロセスの公開という結果に…

3年生秋学期の授業

今学期履修する授業が確定しました!1週間の予定はこんな感じです。 以下に簡単に各授業の内容を記したいと思います。 ARBC 130 Intermediate Modern Standard Arabic I アラビア語の二年目のクラスで、毎日50分あります。履修人数は15人ほどで、標準アラビ…

3年生になりました

Yale大学の新学期が始まりました。3年生ということで、大学生活も残り半分です。今は恒例のショッピングピリオドで、また色々な授業に行ってみています。振り返ると、この計5回の学期でショッピングした授業に一つも被りがありません。毎年2000個のコースが…

Yale Refugee Project

先学期に引き続き、今学期も課外活動の一つとしてYale Refugee Projectに入っていました。秋には、難民の人たちが料理を通じてお金を稼げるようなシステムを地元のNGOと協力して創るというようなことをしようとしていましたが、そのプロジェクトはNGOの事情…

2年生春学期授業振り返り

今学期は最後の数日間にペーパー3枚、期末試験2つがありかなり大変でしたが、全てなんとか終了しました。ということで、毎学期恒例、振り返りをしたいと思います。 ANTH 460 / E&RS 531 / RSEE 365 Critical Human Rghts & Global Pstsocialism 面白さ5 教授…

人権は世界を救える?

全ての人間が生まれながらにして持つ権利、人権。今では至る所で人権侵害、人権尊重といった言葉を聞きます。今学期履修している文化人類学のセミナーでは、人権を一種の思想として捉え、それがどのようにこの世界での主流、共通言語になったかについて議論…

日本は難民を受け入れていない?周囲にはいないから関係…ない??

2017年、日本での難民認定申請者は2万人近かった中で、認定者は20人。毎年、日本の難民認定者の少なさは国内外で話題になります。日本の難民政策はどのようになっているのでしょうか?この2週間の春休み、難民に関連する研究の一環としてYaleの学生二人と日…

Representing Disabilities: Ethnographic Playという選択肢

中間期間到来で、エッセイの締め切りや試験が迫っていますが、それを乗り越えればすぐに春休み(2週間!)です。さて、今週末は、演劇の公演の手伝いをしていました。Yaleでは有志の学生たちがやっているものから、Drama schoolやプロの役者が大学の大きな劇場…

レクチャーとセクション

今学期はYaleに来て初めて大人数のレクチャーを履修しています。少人数制のセミナーとはかなり違うシステムなので、今回はレクチャーの雰囲気と、セクションという制度についてご紹介したいと思います。僕が履修しているレクチャーはどちらも受講人数80人程…

”リベラル・アーツ”教育の実態

最近話題のリベラルアーツ教育。日本の大学でも取り入れるところが増えて来ています。アメリカの大学といえばリベラルアーツ教育というイメージがありますが、具体的にはどのような点がリベラル・アーツなのでしょうか。もちろん授業以外の面でもこのリベラ…

2年生春学期の授業

Blue Booking, shopping periodを経て今学期履修授業を決めたのでご紹介したいと思います!セミナーに入れるかどうかという不安がかなりつきまとう今回のショッピングピリオドでしたが、最終的にはかなり理想通りな結果になったと思います。 ↓最終的に履修す…