早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。

米国大学出願のプロセス 後編

前回
米国大学出願のプロセス 前編 - 早坂有生のYALE
の続きです!アプリケーションを構成する6つについて説明していきたいと思います。

- SAT・TOEFL

SATはアメリカの高校生も皆受ける、日本で言うセンター試験みたいなものです。今年から仕様が変わり、Reading/Writing 800点、Math 800点の合計1600点満点になりました。全て英語の問題で、Reading, Writingは語彙が英検1級を軽く超えてくるくらい難しく、時間的にもかなり厳しく、高得点を取るのが難しい一方、Mathは英語での用語がわかれば、小学生レベル笑と思うくらい簡単です。Ivyのような大学を目指すなら1400~1450点は必要と言われています。ここであまりにも低い点数だと他の5つを見てもらえず落とされてしまいますが、ある程度の点数を取っていれば、満点を取っていてもいなくてもあまり関係ないと思います。TOEFL(iBT)は英語圏以外からの人が受けなければならない英語の技能を測る試験で、毎週様々なテストセンターなどで行われています。

Reading, Listening, Speaking, Writingの4つのジャンルがあり、各30点満点合計120点満点で、会場にあるコンピューターにすべて答えを打ち込みます。Ivyのような大学だと最低でも100点が絶対条件で、一般に107点くらいは欲しいと言われています。

- 高校の成績

実は一番重要です(と多くの大学のホームページには書いてあります)。審査官の人たちは日本の実情を把握しているし、色々な方法で自分がどのくらい難しい授業を取っているのかを申告できるので、授業が難しくて成績が芳しくないような場合は大丈夫ですが、あまりにも悪いとあまり良くありません。

以上の二つが、審査官が出願してきた生徒が、大学の授業についていけるのか、について判断するための基準になるものです。

- 課外活動、受賞歴

学校の授業以外にどのようなことをしていたか、課外活動10個、受賞歴5個を簡単な説明と共に書きます。受賞歴は学術系に限られており、国際・国・地域・学校どのレベルかを申告します。例えばサマースクールへの参加、国際交流イベントへの参加、部活動や学校行事でのリーダーシップ、イベントの立ち上げ、ボランティア活動、科学オリンピック銀賞、スピーチコンテスト入賞、などです。

- 推薦状

学校の担任の先生もしくは出願担当の先生から1通、科目の先生2人からそれぞれ1通の合計3通が一般的で、科目の先生は理系科目と文系科目(言語含む)から一人ずつ、のような指定がある場合もあります。このほかに、学校の先生以外からもお世話になった人(大学の教授、企業の上司など)から1通送ることができます。これらは全ての大学に共通でPDFファイルとしてオンラインで送ることができます。

- エッセイ

全ての大学に共通に送る200~650語のエッセイと、各大学が要求する個別のエッセイがあります。前者は自分に関係していることなら基本何でも書け、後者は大学によって志望理由など様々で複数あることが多いです。

これらは、大学で勉強以外にもどのような面で成長できるか、生徒が入学することで他の生徒にどのような好影響をもたらせるか、をアピールすることがらだと思います。勉強だけできてもだめだし、科学オリンピック国際大会で金賞を取っただけでもだめだし、すごくユニークで素晴らしいエッセイを書くだけでもだめということです。逆に言うと、国際大会レベルの受賞歴がなくても、エッセイのどれかが微妙でも、課外活動をあまりたくさんしていなくても、全体として良ければ十分合格する可能性があるということです。

長くなってしまいました。。また僕の事例を紹介しながら、アプリケーションについて考えていきたいと思います!