早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。ご質問、ご要望、ご連絡は記事へのコメント(非公開設定です)にお願いします。

アプリケーション エッセイ

今日9月5日は労働の日で、授業がありませんでした。夜にはYale UP!というイベントがありました。新入生が体育館に集結して、寮対決の謎の企画で盛り上がろう!というようなもので盛り上がったり、皆でYaleの歌を歌ったりしました。これで新入生歓迎の公式イベントも全て終わりました。

さて、今回からは僕のアメリカ大学出願のアプリケーションについて紹介していきたいと思います。予定としては、エッセイについて、課外活動・受賞歴について、推薦状について、スケジュール・全体的なこと、という感じで書いていきたいと思います。今回はエッセイについて紹介します!

エッセイ

エッセイには、すべての大学に共通に出す、200~650語で自分に関係すること何かについて書くパーソナルエッセイと、各大学が個別に要求するエッセイがあります。Yale大学の場合は、何でも良いから500語で書け、Why Yale?(大学志望理由、100語)、 専攻科目希望理由(100語)、自分が一番誇りに思うことは?自分がやめられないことは?などの幾つかの質問にそれぞれ50で答えよ、というものでした。

大学志望理由や専攻科目希望理由は、とても難しくて僕もうまく書けたとは言えないのですが、オリジナリティ以上にいかに読む人を説得させられるかが重要です。志望理由については、大学を訪問したり通っている先輩に話を聞いたりウェブページを熟読したりして、その大学にしかないものを調べる必要があります。専攻科目に関しては、ここで言ったものを本当に専攻する必要は全くないので、何か一つに絞れない場合でもとりあえず一つに絞り、それにすごく興味がある、ということをアピールします。僕も将来のことが全くわからず専攻も全然決められませんでしたが、物理が好きだったのでとりあえず物理&哲学と言うものを選び、すごく面白い分野だということをアピールしました。

パーソナルエッセイやYaleの長いエッセイは、自分にしか書けないことを書く必要があります。テーマに関しては、色々な考え方があると思いますが、僕は書きたいと思ったテーマを書きました。「クラブ活動で部長を務め、大変だったけどリーダーシップを発揮してチームを勝利に導いた」「文化祭で喧嘩したけど工夫して仲直りして素晴らしいものを作った」「ボランティアに行って考えが変わりこんなことを立ち上げた」のようなテーマは、思っている以上にすごくたくさんの人が書くそうで、避けたほうが良いと言われていますが、僕は別にそのようなテーマでも、そこに何か自分にしか書けないことが含まれていれば全然問題ないと思います。それが難しいのですが。。僕はパーソナルエッセイはゴジラについて、Yaleの長いエッセイは高校2年生の文化祭について書きました。

ゴジラは、自分の特撮が好きなところ、特撮から社会や人間の問題点について考察し改善したいと思っているところ、日本人であるところ、ゴジラはただの怪獣ではないこと、などを伝えられると思い、ハリウッド版ゴジラが公開された後でタイムリーだったこともあり、もともと特撮の何かについて書きたいと思っていた中で選びました。文化祭は、クラス内演劇の脚本と責任者を務めた経験を書きました。自分を特に成長させてくれた経験だったことと、エッセイに書くことで何が自分をどう成長させたのか分析できると思ったので選びました。

エッセイというのは本当に自由で一人一人の書き方があるので、これ以上詳しく僕のことを書いてこれから書くかもしれない方の発想を妨げてしまわないようにしようと思います。でもゴジラに関してはもっと知っていただきたいと思うので今度もっと詳しく書きます!では!