早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。

夏休み in 日本

明日から中国北京に中国語を勉強しに約二ヶ月間留学します!プログラム自体はHarvard in Beijingというハーバード大学のものなのですが、Yaleのファンドをもらって参加する関係で、毎週ブログ記事を2 paragraphs以上書く必要があるので、英語の記事が増えると思われます。日本語でも、プログラムの紹介等書いていきたいと思っていますが、更新は少なめになるかもしれません。

その前に!この一ヶ月、日本で何をしていたか書きたいと思います。高校や大学の友人に会った以外には、簡単にまとめると、行きたいところに行きました。振り返ると、冬に帰ってきたときでも、あまり日本に興味はなく、行動範囲も高校当時とあまり変わりませんでした。春学期、日本のマイノリティの授業を受けたり、アメリカのイスラムについて学んだり、今後中国に行くことになったり、アメリカ中心主義的な考えに触れたりしたことで、日本について主に二つのことをより知りたいと思いました。一つは日本にいる外国人などマイノリティに分類される方々について、もう一つは日本の戦争の実態についてです。どちらもウルトラマンゴジラなどで描かれており、その事実を以て特撮の素晴らしさを感じてきた訳ですが、考えてみるとその描かれた主体自体についてはあまり学んでいないと気づいたのもあります。

前者については、東京で外国人の法的支援や教育のサポートを行なっているNPO団体の方々に話を聞きに行ったり、東京最大のモスクに見学に行ったり、大阪の釜ヶ崎や東京の山谷に行ったりしました。後者については、東京の昭和館、しょうけい館、靖国神社、広島の平和記念公園、呉、大久野島などに行きました。

この一ヶ月を通じて感じたことは、いつの時代も、どこにでも苦しんでいる人々がいて、しかしその苦難の根源が特定の人・ものなどであることは少なく、様々な事象の重なりの結果であり、だからこそその苦しみは重く、何か一つを変えれば消えるものでもないということだと思います。ウルトラマンという番組はこの現世の葛藤を解決してしまっている点において魅力的なのだと思います。人間の悪の側面によって現れる怪獣は苦難の根源を還元し具現として象徴し、それをウルトラマンという観音様のような、総ての人間を理由なく救世する存在が倒す。怪獣も、ウルトラマンも、ウルトラマンが怪獣を倒すという行為も、現実の世の中では実現不可能で、だからこそそれを成し遂げるこの作品は人々に希望を与えるのだと思います。

ウルトラマンになりたい。小学校6年生の時からこの夢は変わっていません。この現実の世の中で、どのようにしたら一歩その存在に近づけるのか、自分にとって何が一番ウルトラマンとして向いているのか、この一年を踏まえ考えるべきことがより明確になった一ヶ月だったと思います。