早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。ご質問、ご要望、ご連絡は記事へのコメント(非公開設定です)にお願いします。

2年生春学期の授業

Blue Booking, shopping periodを経て今学期履修授業を決めたのでご紹介したいと思います!セミナーに入れるかどうかという不安がかなりつきまとう今回のショッピングピリオドでしたが、最終的にはかなり理想通りな結果になったと思います。
↓最終的に履修することに決めたクラスと1週間の予定。
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1. ANTH460 / E&RS531 / RSEE365 Critical Human Rights and Global Postsocialism
Human rightsについてのセミナーです。履修人数5人。human rightsとはそもそも何か、ということをロシアや中国といった"ポスト社会主義"の国を通して考えるというのが面白そうだったので取りました。教授は文化人類学者ですが、研究を元に劇を書いていて、面白そうな人です。

2. ER&M200 Introduction to Ethnicity, Race, & Migration
履修人数100人くらいのレクチャーです。専攻を考えているER&Mの二つだけある必修授業のうちの一つなので取りました。主にアメリカ史を中心に、"ethnicity" "race"という概念がどのように構築されたかについて学びます。

3. ER&M371 / MMES348 / PLSC 380 Development & Change in Iraq & Afghanistan
履修人数16人くらいのセミナーです。アフガニスタンイラクの近代史について、特にアメリカの侵攻が与えた影響について様々な視点から議論します。国を作り変える、他国に干渉する、というのはどういうことなのか、どのようにすれば成功するのか、ということについて考えたかったので取りました。最初の数回の授業を受けてみて、自分がいかにこれらの国について知らなかったか気づいたので、これからが楽しみです。

4. FILM453 / AFAM401 / AMST411 / HIST769 Introduction to Documentary Studies
履修人数14人くらいのセミナーです。ドキュメンタリー自体について様々な側面から議論します。今まで文化人類学的なethnographyやフィクション映画という媒体を使用してマイノリティの実態や歴史を世の中に伝える、という方法について学んで来たので、今回はドキュメンタリーという媒体についてより学びたいと思い取りました。他の学生は「ドキュメンタリー撮ったことあります。」みたいな人が多くすごいです。
5. GLBL121 Applied Quantitative Analysis
履修人数Quantitative Reasoningというスキルに分類されているクラスを3年生までに二つ取る必要があるのですが、その中でも自分の興味に関係していそうということで取りました。社会学的な研究での統計処理について学びます。Stataを使います。

ということで、今学期はYaleに来て初めて、普通のレクチャーを取っています。セミナーは3つですが、どれもリーディングの量がものすごく多く(各々週200ページくらい)、さらにペーパーも多いので、レクチャー2つでバランスは良いかなと思います。今学期もまたどのクラスも面白そうなので頑張っていきます!