早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。

2年生春学期授業振り返り

今学期は最後の数日間にペーパー3枚、期末試験2つがありかなり大変でしたが、全てなんとか終了しました。ということで、毎学期恒例、振り返りをしたいと思います。

  • ANTH 460 / E&RS 531 / RSEE 365 Critical Human Rghts & Global Pstsocialism

面白さ5 教授4 大変さ4
課題はreading response3本、中間ペーパー、タームペーパー。人権という概念について、文化人類学的視点から、どのように生まれ、どのようにこの世界の共通言語になったか学び、また実際どのように現場で使われているのかについて考えました。また、ポスト社会主義にもフォーカスし、人権や市民社会といった考えが欧米でない国々ではどうなるのかについて学びました。ファイナルペーパーは日本の市民社会の特徴と難民問題での役割について書きました。文化人類学では、普通実際にどうなっているかという点に焦点を当て、哲学的な部分にはあまりフォーカスしないので、今回そこも学ぶことができとても面白かったです。人道的、人権、市民社会の活性化といったことをよく言いますが、まずその概念を理解し、各文化の中でどうその概念が変化しているかを考察することから始めなければと改めて思いました。

  • ER&M 200 Introduction To Ethnicity, Race & Migration

面白さ4 教授4 大変さ2
課題は中間(持ち帰り記述式)、ペーパー、期末(記述式)。Ethnicity, race, migrationという概念について、またそういった概念によって人がどう支配され差別され区別されているかについてのレクチャーでした。最初はアメリカの奴隷の歴史、先住民、公民権運動などメジャーすぎるようなトピックが多くあまり面白くありませんでしたが、全体として振り返ってみると、人種という概念をただ欧米の作り出した概念と否定するのではなく、それが実際どのように用いられ白人に権力を握らせ他の人種を区別しているのかを学べたと思います。また、Migrationという概念も、今までは移住した人々に注目しており、概念自体をあまり考えたことがありませんでしたが、その概念の持つ意味も人によっては異なるということを実感しました。

  • ER&M 371 / MMES 348 / PLSC 380 Development & Change in Iraq & Afganistan

面白さ5 教授5 大変さ5
課題はReading response 6枚、ファイナルペーパー。イラクアフガニスタンについて、特にアメリカの侵略以降の状況を様々な角度から学びました。一番課題の量が多く大変でした。ファイナルペーパーはタリバンとの交渉について歴史的観点と文化人類学的観点から考察しました。国を再構築するというのはどういうことなのか、政治にはどのような影響力があるのか、民主主義とは実際問題なんなのか、テロリストとはなんなのか、といったことを考えることができとても勉強になりました。特にISISとタリバンについてはかなり詳しくなったと思います。

  • FILM 453 / AFAM 401 / AMST 411 / HIST 769 Introduction to Documentary Studies

面白さ5 教授4 大変さ3
課題はエッセイ4枚、ファイナルプロジェクト。ドキュメンタリーという分野について、写真、ラジオ、動画に分け議論しました。ドキュメンタリーという者に対する視点が広がったように思います。また、セミナーの他の学生には実際にドキュメンタリー等を製作しているような人たちも多く、そういった人たちの視点を聞けたのも興味深かったです。

  • GLBL 121 Applied Quantitative Analysis

面白さ2 教授4 大変さ3
課題はproblem set7個、中間試験、期末試験。社会科学系の学問に必要最低限の統計処理についてのクラスです。中学一年生でやったな〜みたいな内容だったので油断していたら結構難しいところもあり、理系だった自分が遠い昔に思えました。

ということで、今学期はセミナー3つとレクチャー2個で、大変さ的にも内容的にもバランスのとれた構成だったかなと思います。ER&Mという専攻の中でも、少しずつより専門的になって来られたかなと思います。夏の経験を経て、また秋学期取る授業を考えていきたいです。では!