早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。

ヨルダンの接客術と結婚式

先日はローカルルームメートの家に招いてもらいました。彼は26歳のパレスチナ系ヨルダン人で、NGOで働いています。バカアキャンプの近くにある家に着くと、まずは応接室に通されます。この部屋だけ建物とは別の入り口がついており、中にはソファと机があって、まさに応接のためだけに作られた部屋。そこに彼の父親や弟らしき人、さらには友人(アラビア語で自己紹介されたので定かではない)がやって来て、アラブコーヒーを飲みながら少しお話ししました。同じプログラムに参加しているアメリカ人の学生2人と一緒に行ったのですが、僕達は正しい作法、礼儀がわからず結構緊張気味です。ソファの座る位置に上下関係はあるのか、コーヒーを飲み終わるとすぐ次を勧めてくるけどどのくらい飲むのが良いのか、どのような話題を誰と話せば良いのか、どのような座り方をすれば良いのか。

しばらくすると今度は屋上に案内されました。3階建てのアパートなので、眺めが良く、特に夕焼け刻で綺麗です。そうこうしていると、そこにシートが引かれ、どこからかご飯が運ばれ、彼の父親始め、数人で囲んで一緒に食べました。話に聞いていた通り、家族の女性は誰も姿を見せず、接客は全て男性が行います。アメリカ人が、「このご飯すごいね!あなたが作ったの?」等と聞いていましたが、「妻が作ったんだよ、当たり前だろう」と言う感じで返されていました。
↓食事の様子。ヨルダン地方の伝統料理の一つ。量が多く、これもどのくらい食べるのが正解なのかは良くわからず。
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ルームメートの父親が一家の主らしく、他のところで話が盛り上がっていても、何かわからないこと(英語でどう言うか)や僕らゲストの質問が出ると、他のメンバーたちはまず彼に聞きます。ルームメートが、僕がキャンプに行った話を持ち出してくれ、僕への印象は良さそうでしたが、アメリカ人たちはバカアキャンプ?何それ?と言う感じで、後で聞いた話ですが「君たちは親イスラエルか、親パレスチナか?」と聞かれたらしいです。この父親はパレスチナ出身で、こちらに逃げて来たと言っていました。「disaster」と言う言葉でパレスチナ問題を形容していたのが印象的でした。他にも、「昨日のW杯でイングランドが負けて皆喜んでいるんだ。皆パレスチナ問題の元凶はイギリスだと思っているから。」等、当たり前ですが、改めてイスラエルパレスチナ問題が彼らにとっていかに日常的な問題かを垣間見ることができました。

そしてそのあとは結婚式に参加。と言っても別に彼らの親戚や知り合いのものではないようです…そう、ヨルダンでは結婚式には誰でも参加できます!

会場は家から少し歩いたところにある広場。行くとまずお菓子をくれました。それを食べながら待っていると、スーツ姿の人何人か(新郎?)が他の人々に担がれて登場。音楽がかかり、皆でダンスし始めます。そのまましばらくダンスし続け、僕らも皆参加し手を繋いで輪になってダンス。「もうそろそろかな」と言う雰囲気になると、音楽が終わり、関係者らしき人たちは、食事などが用意されている隣の会場に入っていきました。僕らはそこで帰宅。ここでも参加者は全員男性。女性は会場の中にいるようでした。

と言うことで、またこの国の新たな一面を見ることができました!