早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。ご質問、ご要望、ご連絡は記事へのコメント(非公開設定です)にお願いします。

4年生秋学期の授業

今学期履修する授業が決まりました!

↓1週間のスケジュールはこんな感じです。週一回のセミナーが多いため、授業の占める割合は少なくなっています。
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それでは一つ一つ見て行きましょう。
1. ANTH 300 Primate Behavior and Ecology
週二回のレクチャーです。Distributional requirement的に、卒業するためには自然科学の単位があと1つ必要なため、自然科学の単位の付いている授業の中で一番面白そうなものとして選びました。分野としては生物人類学で、霊長類について生物学的・人類学的に学びます。

2. ANTH 388 Politics of Culture in Southeast Asia
週一回のセミナーです。卒業論文で東南アジアから日本への移住労働者について書くため、その助けになるかと思い履修を決めました。東南アジア各国の文化、歴史、政治がどのように関わりあって今に至るのかを紐解いて行きます。
3. ER&M 407 Race and Capitalism
週一回のセミナーです。人種と資本主義がどのように関わりあっているのかを歴史を遡りながら議論します。資本主義についてきちんと授業を取ったことがなく、またその人種との関連性も興味深かったので取ることにしました。
4. ER&M 491 The Senior Colloquium: Theoretical and Methodological Issues
週一回のセミナーで、ER&M専攻の必修授業です。卒業論文を書いていく上で必要なプロセス、具体的なリサーチや論文の書き方を教えてくれます。
5. PLSC 746 The Economics and Politics of Migration
週一回のセミナーです。一応大学院生用のクラスですが、履修者の8割はなぜか学部生です。経済学的・政治学的に移民についてその理由や影響を分析する授業です。文化人類学的な、個人に着目する視点で移民を見てきましたが、俯瞰的な視点も勉強したいと思い履修を決めました。

ということで、卒業論文のテーマを決めたことでようやく「面白そう」ではなく「卒業論文を書く、研究する上で必要、役に立ちそう」という基準のもと授業を決められるようになりました。昨年までは「面白いけど、これが今後役に立つかわからない」という不安もありましたが、結局のところ色々な授業の積み重ねが今の興味、能力に繋がっていると思います。アラビア語を引き続き履修することも考えましたが、余裕がないのと、これ以上のレベルのアラビア語は必要ないと思い断念しました。定期的に使用する機会を設けていけたらと思います。

では!