早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。ご質問、ご要望、ご連絡は記事へのコメント(非公開設定です)にお願いします。

YALEのヒミツ〜Blue Bookingとは〜

春学期が始まりました!寒いです!!!ショッピングピリオド中で、今学期取る授業を色々試して決めています。とても知的にわくわくする期間ですが、と同時に入りたいクラスに無事入れるか、本当に思った通り面白いクラスか、という不安もつきまとう期間です。ショッピングピリオド前後の授業日程は毎回載せていますが、その具体的なプロセスについてはあまり書いたことがありませんでした。今回は、それに関係する、学期の始まりにYaleの至る所で行われるBlue Bookingという行為について書きたいと思います。

Yaleでは、その学期にオファーされるコースのカタログをYale Blue Bookというウェブサイトで確認し、ショッピングや実際に受ける授業のプランを立てます。このことから、履修する授業の計画という意味でBlue bookingという言葉を使います。では具体的にはどのようにBlue bookingするのかというと。。。

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↑まずこのような画面で、授業を検索します。どの専攻の授業か、キーワード、と言った項目でジャンルで絞るか、教授で検索するか、日時で検索するか、クラスによって異なるスキルやエリアコードで絞ることができ、それらを組み合わせて検索します。
↓すると右側に条件に合致するコースの一覧が出てくるので、クリックして授業の詳細やシラバス、過去の評価を確認します。Addすると、、、
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↓ワークシートというページにその授業が加わります。
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このページではaddしたコースがすべて表示され、さらにそれらの日程も色分けされて表示されるので、ショッピングする際のスケジュールや、実際に履修した際に昼食を食べる時間はあるのかなどをチェックできて便利です。日本の大学と違い、アメリカの大学には1限、2限…というような概念はなく、クラスによって週何回あるか、授業時間、授業開始時間などがすべてバラバラなので、このように可視化することはかなり重要になってきます。

こうして、学期が始まる前にBlue bookingして一通り受けるかもしれない授業の候補を絞っておき、ショッピングピリオド中に実際にクラスに行ってみて確実に受けないと思ったものはワークシートから消去したり、逆に新たに受ける可能性の浮上したクラスを加えたりし、最終的に履修する4~5クラスを決めることになります。

一年生の時はショップした結果一番取りたいと思った授業すべてを滞りなく受けることができたのですが、2年生になってからは取りたいセミナーの学生が多すぎて選考されるケースが多く、先学期はそれで予定が狂ってしまった部分もありました。その反省を活かし、今回は取りたいセミナーに入れなかった場合も考えBlue bookingしていましたが、予想以上にどのセミナーも定員オーバーで入れるかわからないという状況で、落ち着くにはもう少し時間がかかりそうです。セミナー選考は、3・4年生やそのセミナーの学科専攻の学生優先という前提のもと、希望学生になぜそのクラスを取りたいか、アピールポイントなどを簡単に書かせ(その場でorメールで)、教授が学生をセレクトするというシステムが多いので、2年生の僕では確実に入れる!というセミナーは少なくなってきます。ただ、今学期入りたいセミナーはどれもER&Mのもので、学術的に一番自分の興味がある分野のものなので、この想いが届けば…というところで教授からの返事を待っています。では!