YALEのヒミツ-アメリカの大学
今日はYale大学の様々な特徴について書きたいと思います。まずはYaleに限らずアメリカの大学に一般的に当てはまる日本との違いを挙げていきます。
アメリカの大学の特徴
1. 大きく分けて二つのタイプがある
大学院と学部のどちらも持つ総合大学(University)と、学部のみで少人数制のリベラルアーツカレッジ(Liberal Arts College)という2種類に分けられます。Yale, Harvard, MIT, Stanfordなど日本でよく知られているような大学の多くは総合大学に分類されます。どちらのタイプにも利点欠点があり、アメリカの大学で志望校を決める際には重要なファクターとなります。
2. 専攻を決めなくて良い
アメリカの大学の場合、入学の時点で専攻(major)を決める必要がありません。日本では多くの場合法学部、先進理工学部応用化学科のように詳しく、東京大学でも理系か文系かは最初に決めて入試に挑みますが、アメリカでは全く決めなくて良いのです。多くの場合2年生の終わりまでに自分の専攻を決めれば良いシステムです。
3. 必修がない
これは大学によっても違いますが絶対に受けなければならない授業というのはほとんどありません。例えばYale大学では一学期あたり2000以上のコースがありその中から自由に選んで取ることができます。最初の2年間を教養学部で過ごす東京大学でも理系では必修が8割以上であることを考えるとこれはとても大きなアメリカの大学の特徴だと思います。
4. 一学期に取るクラスが少ない
日本の大学だと週に90~105分の授業を15~20単位分くらい取るのが普通です。アメリカでは一学期間に取得する単位は4~5です。授業時間や週に何回あるかは授業によって全然違います。50分授業が毎日ある言語のクラスがあれば週2回2時間講義と議論をするような授業もあります。しかし取る授業は4つか5つです。それ以上取ると予習や宿題が大変すぎてやっていけないということなのでしょう。。これから経験することなのでまだ想像がつきませんが。。。
5. 寮生活
僕のような留学生だけでなく、アメリカ人も含め全ての学生が大学内にある寮に住みます。食堂やランドリー、図書館など全てが寮にあり、大学生活を送れるようになっています。
…このようにアメリカの大学と日本の大学には様々な違いがあります。この背景にあるのは「リベラルアーツ」という特有の概念だと思います。これについてはまた今後取り上げたいと思います。特徴ではないですが、日本との違いとして学生の人種構成も挙げられます。留学生が10%で、残りは人種のるつぼであるアメリカの人たちという状況では普段起こる問題も人種、性差別、マリファナなど日本とは全く違うものです。こういったことにも今後突き当ると思うのでまた記事にできたらと思います。ということで長くなってしまいましたね。今日はこの辺にして次回こそYale大学のヒミツを解き明かしていきたいと思います!では!