早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。

東大の授業

今日は、東京大学で僕が受講していた/潜っていた授業について書きたいと思います。僕は理系TLP中国語クラスという、入試で英語の試験の成績が良かった人が希望すると入れる、第2外国語を普通よりも多く取るクラスに入りました。中国語の他にもフランス語、ドイツ語など幾つかオプションがありますが、これまでのところ中国語のみ、TLPを希望した人のみで一つのクラスを編成します。普通は同じ外国語を取る人たちで理科I類、理科Ⅱ・Ⅲ類それぞれで大体30~40人くらいのクラス編成となりますが、中国語TLP理科I類クラスは11人しかいなく、とても仲良くなりました。

 

東大ではキャップ制と言って、一学期間に取れる単位数に15という上限があります。基本どの授業も週に1コマ105分で、1コマ/週が1単位分です。15単位のうち、理系の場合は12くらいが言語や数学、物理などの必修科目になり、残りを総合科目という、様々なジャンルの授業から取ろうと思えば取れる、という形です。

 

総合科目は自然科学、社会科学、など幾つかのジャンルに分かれており、最終的にそれぞれから◯単位取る必要がある、〇〇科に進むためにはこの授業の単位が必要である、のようなものが決まっています。Yaleとシステム的には似ていますが、必修がたくさんある、という点で大きく違います。東大から必修をなくすとYaleに近くなる感じです。必修というのは、必修にしなければ取る人が少ないということを暗示していると考えられます。。ということで、僕は必修の授業についてはあまり知らないので、総合科目を中心に面白かった授業について紹介したいと思います。

 

と言いつつ、まずは必修だった中国語。週5コマありました。文法クラス、リスニングクラス、会話クラス、練習クラスとあり、進みも早く楽しかったです。真面目に勉強していれば、2年生の夏には南京大学に留学に行けます。

 

他に必修で面白かったのは英語のクラスで、映画を見てロボットやAIの捉えられ方の変化について考える、という授業でした。Alien, Ex Machina, Her, Blade Runner, スカイ・クロラなどを見て、幾つか関連する論文も読みました。クラス内でのディスカッションも多く、もともとSFが好きだったので面白かったです。

 

一年生には、全員所年次ゼミナールという、少人数でのゼミ形式での授業も必修で課せられます。幾つかの授業から選び、研究体験のようなことをします。僕は医療関係で人に薬を投与するような実験の計画の立て方・倫理について、というような授業を取りました。実際にそういった研究に携わっている東大医学科の教授が教えてくださり、最後には自分たちで計画を立て、カフェインが集中力に及ぼす影響について自分たちを被験者にしてコーヒーを飲んで実験しました。

 

総合科目で特に面白かったのはジェンダー論と生物情報科学でした。ジェンダー論は東大教養学部の名物講義と言われていて、アメリカに来る前にLGBTQの問題や性についての問題について知っておきたかったので取りました。授業はそういった問題に限らず、主婦はいつ誕生したか、恋愛結婚は最近始まったことだ、性欲とは社会が作り出すものだ、など面白いトピックがたくさんありました。生物情報科学は最近できた学科で、日本では東大にしかないそうです。DNAなどのビッグデータをどのように収集するか、解析するか、など最新の研究を毎回研究室の教授からゲストスピーカーが来て話してくださいました。

 

東大にはもっともっとたくさんの授業があり、理系と文系でも異なります。もし今海外の大学か日本の大学かどっちに行こうかと迷っている人がいたら、少しでも参考になればと思います。でももし迷っているなら、とりあえずどちらも受験できるよう準備するのが良いのではないかと僕は思います。やり遂げられるかわからなくても、ずっと頑張っていれば意外と乗り越えられるものです。ではまた次回!