早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。ご質問、ご要望、ご連絡は記事へのコメント(非公開設定です)にお願いします。

レクチャーとセクション

今学期はYaleに来て初めて大人数のレクチャーを履修しています。少人数制のセミナーとはかなり違うシステムなので、今回はレクチャーの雰囲気と、セクションという制度についてご紹介したいと思います。

僕が履修しているレクチャーはどちらも受講人数80人程度で、教室もちょうど学生でほぼ満杯になるくらいの大きさです。毎回教授が前に立って、パワーポイントのスライドを使いながら講義をします。
↓Intro to Ethnicity Race and Migrationの授業の様子。
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授業のスタイルは教授によって違い、例えば僕のとっている統計の授業では、教授は各授業最初に必ず笑い話まずし、その後もちょくちょく学生を笑わせることを盛り込んで来ます。パワポのスライドに必要最低限の情報をのせ、授業でさらにそれについて説明するタイプで、学生に質問することもかなり多いです。Intro to Ethnicity...では、教授は一定の調子で授業内容についてひたすら話し続けるタイプで、パワポスライドは資料を見せたいときに使うという感じです。僕は統計の授業では事前配布されるパワポスライドに直接メモする形で、Intro to Ethnicity...ではEvernoteというアプリを使いパソコン上でノートを取っています。

レクチャーも一応リーディングの課題はあり、特にIntro to Ethnicity...の方は毎週約100ページくらいあります。しかし授業では、リーディングの内容を理解していないとついていけないということはほとんどありません。ではどこで必要になってくるかというと、セクションです。セクションは、レクチャー型授業によくある制度で、授業とは別に、週一回少人数で授業のTA(その分野専門の大学院生)と集まり、授業内容についてさらにディスカッションするというものです。今僕が履修しているレクチャー二つともセクションがあり、どちらも時間は50分です。Intro to Ethnicity...の方は8人くらいの学生で、大学院生の進行に従ってリーディングやレクチャーに関してディスカッションします。統計の方は、授業ではあまり扱えない、統計処理のソフトウェアの使い方について大学院生から説明を受け、実際に練習します。

このようにセクションがありディスカッションを求められるとは言っても、やはりレクチャーはセミナーに比べるとかなり楽で、授業に出席してノートを取り、セクションで1~2回発言できる程度にリーディングをしておけば良いという感じで、あまりやりがいはありません。しかし、内容は面白いこともあり、またセミナーが大変な分ちょうど良いバランスかなという気もします。では!