早坂有生のYALE

2016年にYale(イェール、エール)大学に学部生として入学した日本人、早坂有生のブログです。大学での出来事やアメリカ大学出願のことなどについて書いていきます。ご質問、ご要望、ご連絡は記事へのコメント(非公開設定です)にお願いします。

合格から入学まで

春学期が始まり、今週はショッピングピリオドです。今回もまた色々授業を受けてみてどれを履修するか考えています。全て決まったらまたご紹介しようと思います!まだ冬休み&日本気分が抜けていなく、いきなり100ページのリーディングや論文を読んでのリフレクションなどを求められ大変です。。でも面白そうなクラスばかりなので再び頑張ってやっていきたいと思います。

さて、今年度のレギュラーのアプリケーションも終わった方が多いと思うので、今回は合格後入学までに必要な手続き、しておいた方が良いことなどについて書きたいと思います。僕のYaleの経験なので大学や人によってかなり異なるかもしれませんが、参考になれば幸いです。大学出願のプロセスについてはこちらをご参照ください。

手続き
合格がわかるのはearlyの場合は12月半ば、regularの場合は3月中旬~下旬くらいで、電子メールで通知が来てそれを開くと結果がわかります。その後合格した大学からは正式な合格通知(審査を担当したadmission officerからのコメント付きのことも)が郵送されて来て、合格者のみが閲覧できるその大学のホームページやクラスページ、Facebookページも開設されます。3月と5月くらいにはCommon applicationで高校の先生に最終の成績表をアップデートしてもらう必要があります。4月の初めから終わりくらいに、各大学は新歓イベントのようなものを開催し、合格した学生は招かれて3日間くらい寮に泊まれたり、様々なイベントに参加できたりします。HarvardやYaleといった大学でも、合格者のうち進学者は5~7割くらいなので、どの大学も学生に来てもらおうと様々な工夫をしているのです。Yaleの場合は4月末にBulldog Daysという名の下に開催されます。

そうした中で、5月1日までにどの大学に行くか進学先を一つに決め、その大学にだけ行きます!とネット上で宣言します。この時、だいたい「他の大学にこれ以上在籍してはいけません」というようなことを言われます。日本の大学に秋の入学までは通いたい、という方もいると思いますが、それは大学側に聞いてみるのが一番だと思います。僕は実際Yaleに聞きましたが、上の文章は「アメリカの大学に当てはまるものであって、こちらに来るまで日本の大学で勉強することはとても良いことだから全然構わないよ!」と言われました。

その後は、その大学のホームページなどに秋までに行うべき事柄の締め切り一覧が出るので、それに間に合うようにWebページ上でアンケートに答えたり、印刷して記入し郵送したりします。何か特別なプログラムに入りたい時は早めに申請する必要がある場合もあります。例えば、YaleではDirected Studyという哲学などを集中的に勉強できるプログラムがあり、これに入りたい人は6月中くらいに申請する必要があります。逆に、このようなもの以外は締め切りに遅れても特に問題はありません。僕はうっかり大学への誓約書を1週間くらい遅れて出してしまいましたが、こちらに来て「まだ出してないような気がする」と言っている人もいて安心しました。しなければならないこと全てがメールなどで知らされるわけではなく、Webページを見て自分でダウンロードしたり見つけたりしなければならないものもあり、何か見逃していそうで不安になりますが、重要なものは全て一つのページに載っているはずだし、最重要なものは逃しているとお知らせが来るので大丈夫です。何かわからないことがあったらその大学に通っている日本人の先輩に聞くのが一番だと思います。

準備
公式の手続き等以外では、主に荷造りと心の準備が必要になります。心の準備のためには、秋学期の授業一覧を見てどれを受けるか想像したり、合格した学生一覧を見てどこから来ているどのような人なのか調べて見たり、と言ったことが挙げられます。理系の科目や言語の授業では、事前にその大学のplacementテストをオンラインで受けておくと、結果によって最初から上のクラスを受けられることもあるので、要チェックです。その科目の学科のホームページを見るとだいたい詳しいことが載っています。荷造りに関して、僕が先輩から受けたアドバイスは、パンツと靴下をたくさん持って行くこと!でした。自分で洗濯しなけらばならないので、下着が多いと洗濯する頻度を減らせて楽です。あとは冬どのくらい寒くなるかを考え冬服を用意したり、日本でしか買えない文房具類やカップ麺類を揃えたりなどでしょうか。これもわからないことがあったら先輩に聞くのが一番だと思います。


ということで、簡単ですが入学までの様子を書いて見ました。では!